自己日記

孤高の異端たれ

惰性だけの毎日から脱却を

午前中に起床。天気は曇り。3時間ほどの睡眠だったが、目覚めは良い。今日は研究室へ行くことができた。何とか抜け出したい気持ちが、日記を始めて少しでも意識するようになったのかもしれない。まだ二日目だが。

気分転換に大学まで徒歩にした。歩くことは、脳の活性化にも良いらしい。これからの季節柄、頭にカビが生えないよう散歩を習慣づけておきたい。

雨に降られることもなく、学校に到着。しかし、研究室での息苦しさからは未だに解放されそうにない。研究とは本来、孤独と隣り合わせで淡々と行うものだと思い込めば気が紛れると思っていたのだが、院生や同級生の分け隔たりのない会話が嫌でも耳に入ってしまう。教授も同級生も、普通に話しかければ気兼ねなく返事をしてくれる優しくて、私とは違う磊落そうな人達なのだが。その一歩目の勇気が出ないのである。来月にある泊まり込みの実習が今から不安だ。

図書館で時間を潰す。合間に四季報を開いて内々定をもらった企業を調べてみたのだが、愕然としてしまった。3年以内の離職率が60%と記してあるのだ。一気に書類提出の意欲をなくしてしまったと同時に焦燥感に襲われ他の企業の説明会に登録。就職活動は長引きそうである。

私の選考の壁として、適性検査が挙げられる。生来勉強をすることが本当に嫌いで、そんな自分が準備をするはずもなくことごとく落とされている。今日こそ対策をと志し半ば、気付くとお酒を飲みながら映画を観ている。何年もかけて成熟し、この身体の奥深くにまで擦り込まれた堕落はすぐには拭えない。また勉強ができなかった。

観た映画は「私の男」。最近小説を読んだのだが、全体的に原作を忠実に再現していた。しかし、最後に向かうにつれて、少し異なった人物描写の方向性が見えてくる。ラストに発する一言には、原作とはまた違う惹かれるところがあった。酔いながらの鑑賞だったので、惰性で観てしまったことは否めない。

とりあえず、全ての諸悪の根源である、断酒から始めたい。